〜絢side〜



神崎先輩ってリナのこと好き…なのよね?だって迎えにくるんだもん。




でも、そしたらなんでリナに冷たくするんだろう…





「村田、リナってもう帰った?」




森谷が周りをキョロキョロと見てリナを探している。





「神崎先輩と帰った。」




「えっ!会わないんじゃなかったのか⁉」




「先輩から迎えにきたの」





そっか。って言いながら森谷は悲しそうな、嬉しそうな、複雑な顔してる。




無理しなくていいんだよ。




リナのこと好きなら好きって言っちゃえばいいのに!




私はリナが幸せならそれでいい。




私の勝手な想像だけど、たぶんリナは森谷といても幸せになれると思う。




でもリナが先輩を好きなのが伝わってくるから、森谷を後押しすることも出来なくて…。






あーもー!



ムシャクシャする。





森谷、男なら頑張って好きな子落とせ!



神崎先輩ももっとリナのこと大切にしろ!





私はこう願うことしかできない。