先輩、私のこと好きですか…?




先輩はその場から立つと


「帰るか。」



と言って右手を差し出してくる。私がその手を握ると先輩は歩き始めた。



「はい、隼人先輩!」




「呼び方…」




「はい?」




「元に戻ったな。隼人って。」




そう笑顔で言われ胸がきゅんと鳴る。






「そうですね!私も本当はずっと隼人先輩って呼びたかったからですかね。

別れてからも隼人先輩って呼ぶのは馴れ馴れしいと思って我慢してたんです。」





「これからはずっと隼人って呼んでいいからな。できれば呼び捨てがいいけど。」





「え!そ、それはちょっと!まだ無理ですかね…。」




いきなり呼び捨てはハードル高いよ…。




「うん、いいよ。リナのペースに合わせる。」




「いいんですか?」





「おう。 何でも話し合うって言っただろ?だからこんな小さなことでも大切だと思うんだ。

こうゆうところから話してれば、大きなことでも相談しあったり、話し合ったりできると思うんだよな。」


先輩はうんうんと1人で納得している。