「あー。隼人の家、家族いるだろ?誰もいない方がいいんだよな。えーっと……あっ!学校の渡り廊下はどうだ⁉︎」



俺は咄嗟に思いついた場所の名をあげる。


あそこは学校の端のほうにあるし、資料館に繋がってるだけだからほとんど人も通らないんだよな。



隼人の反応を待つ。


面倒くせいから行かねーとか言い出すかと思いハラハラしてると、




「わかった。」



意外とあっさりOKだった。

はー、よかった。


じゃあ早速リナちゃんにメール打つか。




そう思い携帯を開こうとすると、




「おい、お前朝さー…」



隼人が話しかけてくる。