「で、また神崎先輩と付き合い始めたの?」



絢ちゃんがズイッと顔を私に近づける。



「それはまだなんだ。

今日の放課後神崎先輩に話すの。でも嫌われてるかもしれないから……」




また付き合えるかどうかはわからないんだよね…。




「きっと大丈夫だよ!」


「おう!俺も上手くいくように願っとくから!」




2人が優しい言葉をかけてくれる。

本当、ママの言うとおり。優しい友達を持って私は幸せ者だ。



「ありがとう!元気でたよ!今日頑張るね。」