兄弟じゃないのがわかってよかったけど、
「ママってばひどいよ…っ!私そのことでずっと、ずーっと悩んでたのに!」
私は真実を隠されて、1人で悩んで、
神崎先輩を傷つけてしまった。
「もっと早く話してあげたかったわ。でもね、離婚、浮気、そんなことでリナの心を汚したくなかった。
幼少期の心の傷は中々癒えないの。思春期だってそうだわ。
だから、ずっと隠してしまってたの。本当にごめんね。
…ママのこと嫌いになった?」
ママは本当に悪かったと思ってる。
さっきから何度も謝ってるし、このことだって私を思ってしたことなんだよね。
………怒ってちゃダメだよね。
「嫌いになんてならないよ。もう謝らないで。真実を教えてくれてありがとう。
今日ここでまた真実を隠されれてたら本当に怒ってたけどね!」
私はそうママに言う。
「ありがとう!リナ!大好き!」
ママはパアーッと笑顔になると、椅子から立ち上がり私に抱きついてきた。
私もママをギュッと抱きしめ返した。
ママ、本当にありがとう。
真実を教えてくれて、私を愛してくれて、心配してくれて、私にとってママは世界一最高のママだよ。


