「それってどうゆう意味?」
“写真”を選んだって…
「あのね、有名な会社の社長の娘さんがね、誠二さんに恋したの。
写真を会社のパンフレットに載せたりして、誠二さんの写真を有名にするから私と結婚してって迫ってたみたい。
誠二さんは私だけに写真の良さがわかればいいって言ってくれたのに……
夢を追いかけて、家を出て行ってしまったの。」
え?ちょっ、ちょっと待って。
早希さんは、神崎先輩のお母さんは、そんな人には見えなかった。
とっても優しそうな人だったのに…
「でも、結局その話は嘘だったの。誠二さんはとってもしっかりしていて、頭も良かったから…
単に会社の跡継ぎにされただけだったの。」
お母さんは悲しそうに話す。
今にも涙が出そうな顔だけど、私がいるから、ママは我慢している。


