「そろそろ帰るか。時間遅くなっちゃったな。送るよ。」



「全然大丈夫だよ!あっ、私寄るところあるから、先帰って。」



「え、俺待つけど。」




「いい、いい、今日は帰ってゆっくり心を休めて。」




「本当、迷惑かけてごめんな。じゃあ、また明日。」




「うん、ばいばい。」




私は森谷が去って行く姿を見つめていた。








「あーあ。森谷にも幸せになって欲しかったな。」



側にある木に寄り掛かり、一人呟いた。



でも仕方ないか。これがリナの出した答えだから。


私はリナと先輩を全力で応援するよ!