先輩、私のこと好きですか…?





「ごめんねっ、新!私も新のことは大切だよっ!ずっと大切な幼なじみ!」





泣きながら新に謝る。




みんなに言われて、新と距離を置く、それこそ弱い人だよね。




新のおかげで気付けた。





「おう!あいつらの言うことなんか気にすんな!俺らの友情をあんな奴らに左右されてたまるか。何を言われてもリナが好きなことは変わらない。」




「ありがとう!わたしも大好き!」




そう言うと新は「ありがとな」と言いつつ、少し悲しげな表情をする。




「どうしたの?なんだか…」



悲しそうだよ?



って言おうとしたら




「あー!腹減ったー。もう限界。」





そう言って笑いながらお腹を抱く。



なんだ、お腹空いてるだけなのか。心配しちゃったよ。




「さっき奢ったばっかりなのに、早い〜。」




「部活後はあんなんじゃ足りねーの。もっとガッツリ食わねーと。」




2人してまた笑い合う。




新と話してるといつも笑顔になれちゃうよ。



幼なじみってやっぱりすごいよね。