「新ごめんね、制服びしょ濡れ。」
私がずっと泣いてたせいで新のシャツが濡れてしまった。
「このくらい大丈夫だろ?それより、もう大丈夫か?」
「うん。ありがとう新。」
新は本当に優しい。
いつもいつも、私を支えてくれる。
新は私の最高の幼馴染だよ。
「新、シャワー浴びてきなよ。その間に制服乾かしとくからさ。」
「いや、気にしなくていいって。」
笑顔で断られる。
私がお礼したいだけだから、遠慮なんてしなくていのに。
「お願いだから、浴びてきて!」
そう言って私は新の背中をグイグイ押して部屋から追い出す。