「じゃあな、リナ。また明日」
私と新の家はあのカフェから5分くらいだから、あっという間に家に着いてしまった。
どうしよう…あの事言うタイミング完全に逃しちゃったよ…
新がもう家に入ろうとしている。
「あっ、新!」
引きとめるため、急いで新のところへ行ったらつまづいてしまった。
えっ!?
私は反射的にぱっと目をつむってしまった。
…あれ?転んでない?
目を開けてみると新の腕が私の体を支えてくれたいた。
「危なっ!大丈夫か?」
「うん、ありがとう。」
助けてくれたのはいいんだけど…!
新に抱きしめられるような体勢で、恥ずかしくて鼓動が早くなる。


