〜隼人の思い出〜


「好きです。」



帰り道にある俺の家の近所の公園で女の子が告白していた。それがリナだった。



「ごめん、俺、鈴木のことそういう風に見たことなくて…。それに鈴木ってバカじゃん?俺と同じ高校に行くわけじゃねーし、無理。近くにいないと絶対目移りするし。」




相手の男、断り方ひどくね?女の子泣きそうだし。それに、これはキレるんじゃねーか?






「そっか…好きになってごめんなさい。でも、私ね、あなたに恋してる間はすごく幸せだったんだ。恋を教えてくれてありがとう!」





この言葉が俺の胸にグサリと突き刺さってきた。