………



しばらくの沈黙。



「先輩、やっぱり今の無しで!答えなくていいです。迷惑でしたよね…」



今思うとなんて恥ずかしいこと聞いたんだろ。

顔が赤くなってくる。



「あっ、違う。ありすぎてどこを話そうか悩んでただけ。今から話すから聞いてくれるか?」


隼人先輩は真面目な顔で私を見つめてくる。

なんか緊張するな。



「はい。」



私が返事をすると隼人先輩は話し始めた。




「あれは俺が高校1年の冬の時……