「先輩…どうしましょう……」
緊張で胸がドキドキいってる。
「ちゃんと断れよ。どんなにかっこよくても、いい奴でも振れよ。」
そう言って隼人先輩は不安そうな私の手をギュッと握る。
そうだよね。ちゃんとお断りしなきゃ。
でも私なんか普通だし、告白してくる人なんていない気がする。
「言っとくけどリナ自分が思ってる以上に可愛いから、絶対告白されるぞ?手違いとかじゃないからな?」
え!先輩心の声読めるんですか⁉
「わ、私なんて可愛くないですよ。」
だって今まで先輩以外に告白されたことないんだよ?
告白しても振られてきた。
それはきっと可愛くないからだよ。
「でもちゃんと断るので安心してください!」


