「“少し前まで考えられなかった”って言葉が胸に突き刺さった。
今まで俺、どんだけ冷たかったのか思い知らされてるというか…
ほんと、ごめんな。」
隼人先輩は立ち上がり、私の手を握る。
たったそれだけのことなのに、ドキドキする。
「これからはさ、絶対大切にするから。だから俺から離れないでくれ。」
真面目な顔でそう言う先輩。手が震えて緊張してるのが伝わってくる。
……こんなこと確認しなくても、私はずっと側にいるのに。
「はい!私も別れる気なんて絶対ありませんから!」
「よかった!ありがとな。」
先輩は笑顔を見せたかと思うと、私は急に抱きしめられ視界が暗くなる。


