「どこにいんだよ?すぐ行くから。」
えっ…神崎先輩、玲奈先輩のところ行っちゃうんですか?
「分かった。約束守れよ。」
ブチッ。
先輩が電話を切った。
「リナ、じゃあな。」
そう言って保健室を出ていこうとする先輩の服の袖をつかんで阻止する。
「あの、待ってください。」
「俺すぐ行かなきゃいけねーんだけど。」
「せ、先輩は、玲奈先輩のほうが大切ですか?今だって行っちゃうし…
私、先輩の気持ちわかりません。優しいと思うとすぐ冷たくなって…」
涙がじわじわ溜まってくる。
「仕方ねーじゃん。だってリナが…!」
先輩はハッとしたように言葉を止める。
「やっほー!来ちゃった♪」
ガラリと保健室のドアが開き、そこには玲奈先輩が立っていた。


