「痛っ!」 消毒液がものすごくしみる。 「じっとしてろ。もうすぐ終わるから。」 先輩はさっさっと手を動かし、包帯まで巻いてくれた。 こんなこと出来るなんて意外だな。ていうか私より上手い気がする…これはちょっとヘコむ。 「何?そんな痛かったか?」 「あっ!これは違うんです。先輩の手当て上手すぎてヘコむというか…私より上手いんですもん!」 「ははっ!そんなことか!」 神崎先輩が笑った。久々に見る笑顔。