彼女の本能





逢「…んな離れてたら一緒にいる意味ないっつの…」



棗「え…だって;」




なんか緊張するんだもんっ






モジモジ…






逢「…くくっなにモジモジしてんの?
もっとこっちおーいで?
手ぇ繋ごーよ」



…手…




そろ…

逢ニくんの手の上にちょこんと人差し指だけのせてみた




逢「これだけ?
普通こーでしょっ!」

棗「えっ?」


そーいいながら意地悪く笑って逢ニくんはちまたでゆう恋人繋ぎをしてきた




ドキンっ




…う…わーーー



ドキドキドキドキドキドキ…


わたしが緊張していると逢ニくんはわたしの手を自分の口元まで引き寄せて




逢「棗の手は…
ちっちゃくて女の子って感じがするな」


って言いながらわたしの手に優しくキスをした







かあ~~~

些細なことでもすぐ赤くなるわたしの顔





そんなわたしの状況を知ってか知らずしてか


逢「初日記の内容は【逢ニくんとらぶらぶ下校】で決まりだな」



とかゆーからわたしはさらに真っ赤になった


棗「か…書かないよーそんなのっ!」





…でもちょっとだけ逢ニくんに興味をもった自分がいた


違う…これは何?




胸がドキドキするの…








棗「そ…そんな面白いこと書けないからあんま期待しないで待ってて…」