「歌詞つくんないの?」

ふとそう思い口に出す。

「作りたいんだけどせんすねーしなぁ」

大ちゃんが軽く言う。

「挑戦するかぁ。」

慎にぃが立ち上がる。

「はぁ‥わかったよ。

次は桜子な!」

そう言われ作文用紙をまとめたものを

一つずつ配る。

うちは作文用紙を縦につかって

携帯小説風にかいてる。

で、書いたものをコンビニで

コピーしてみんなに渡してる。

大ちゃんと慎にぃのギターの楽譜も

もらってるし、美久の服のデザインも

もらってるんだ。

そしてみんなにあげた紙には

「Forever 美桜」

ぁ、美桜はペンネーム。

美久の美と桜子の桜なんだ。

「じゃー。それぞれ読むかっ。」

慎にぃがそう言い出すと美久は

美久の仕事部屋にいく。

それぞれ自分の部屋で読むから。

だからうちも自分の仕事部屋に戻る。

これがいつものことだった