そこへ。

「ねえ沢嶋さん!こっち来て一緒にお弁当食べようよ!」

「え。」

クラスメイトの女の子に、声かけられました。

…この子…名前、何だっけ?

「…あぁ、ごめんね!びっくりした?私、青木亜美!沢嶋さんの前の席だよ。」

「あおき…あみ?さん?」

「そうそう!よろしくね!ねぇ、私達とお弁当食べよう?」

「いいの?」

「…もちろん!」

亜美ちゃんに着いていって、席に着く。

お弁当を食べようとすると、急にこんなこと言われました。

「…ねぇ。沢嶋さん、嫌じゃない?」

「何が?」

「…川村の隣になって。」

「…あぁ…まぁ…無愛想だな、とは思うけど。」

「えー、あいつ、ヤンキーの先輩とやりあったりとか、すごいんだよー?」

「そうそう、あいつとは関わんないほうがいいって。」

他の子たちも口々に言い出す。