化学で電子で不思議な彼女

「むぐぐっ!んぐーっ!」

「…日娘、ちょっとあんたいきなり何言い出してんのよ!本人が目の前にいるでしょうが!」

亜美ちゃんが小声で言ってくる。

え、イケメンって悪口なんですか?

「…ぷはっ。」

やっと手を離してくれた亜美ちゃんをちょっと睨む。

川村は相変わらず私達なんて気にしていない。

「…もー、聞こえてたらどうしようかと思ったよー…。」

亜美ちゃんがふうっとため息をついた。

「もう!いきなり本人の目の前でそういう事言わないでよ!」

そういうことって何ですか…。