化学で電子で不思議な彼女

続けて顔面を何度も殴りつけられる。

テンションが上がってきたのか、周りのヤンキー達も次々に俺を殴ってくる。

すると、リーダー格の奴が俺に馬乗りになり、俺の首を思い切り締め上げてきた。

「っ…げほっ…」

次第に上乗せされてゆく力に、自分の拍動が頭の中でうるさいぐらい反響する。ギリギリと締め上げられていく喉。

必死に俺の首を絞め上げるリーダー格の手を引き剥がそうとしても、弱りきった俺の力なんて到底かなわなくて、

仕方がない、

仕方がいないんだ、

俺がこうなるのは、仕方がない

周りのヤンキー達は爆笑しながら俺に罵声を浴びせかける。

首にかけられる力も一切緩まない。

首を絞める手に思い切り爪を立てると、力がより上乗せされた。

「っ…ぐっ…うっ…。」

遠のいていく意識に、全く力が入らなくなった腕がぶらんと下に落ちた。