「…修也?」

「…ん?」

目を開くと綺麗な茶色の大きな瞳があった。

寝てた…、のか。

「珍しい。修也が居眠りなんて。」

「…そう?」

ソファから体を起こすと、途端に空腹を感じた。

「…腹減った。」

「ふふ、もう八時だからね。今作ってるから、ちょっと待って。」

淡い水色のエプロンを身にまとった彼女の華奢な体に、俺は背後から抱き着いてみた。

「…ふぇ!?何!?」

「…愛してるよ。」

「はい!?」