化学で電子で不思議な彼女

「…川村!?お前…、何してんだ!」

「…別に。」

「別にって、お前、なあ!!」

今にも川村に掴みかかりそうな江崎君の腕を掴む。

「いい、よ、あの、えっと、私。」

一気に熱の集まるほっぺた。

じわっと目の前が涙で歪む。

ああ、だめだ、泣いちゃだめ。

「…な…にも、あの…私…ぜんぜん…気に、しない、から…っ…。」

今の自分にできる、精一杯で最上級の作り笑顔。

「…もう…っ、知ってた、から…ね?ぜんぜん、」

「……え…、沢嶋さん…っ…うわっ!?」

江崎君が私の顔を覗き込んだ瞬間、顔を恐怖に引きつらせました。

「え……何っ…っ!?」

そう言った瞬間、くらっと目の前が歪んだ。

あれ、なんだ…ろ…これ。

頭、痛い…

その瞬間、私は意思に反して緩やかに床に崩れ落ちました。