化学で電子で不思議な彼女

その時、

「へぶしっ!!」

ちょうどトイレの前をすれ違おうとしていた大きな壁にぶつかった。

「はわわ、ごめんなさい!ぼーっとしてて!」

壁の正体はどうやら長身の男子で。

とりあえず頭を下げて、相手の顔を見る。

「…うえ!?江崎君!?」

「え!?沢嶋さん!?なにやってんの!?え…つか…沢嶋さん、泣いてんの?」

ぎくーん。

「…え、いやいや決してそんなことは」

「…目、真っ赤だけど。」