化学で電子で不思議な彼女

思わず手に持っていたバッグをどさっとその場に落とした。

教室からは戸惑いの声が上がったり、冷やかしの声が上がったり…。

その時、川村と目が合いました。

「…っ…!?」

思わず小さく声を上げてしまいました。

川村がすごく悲しい顔してたから。

でもすぐにそれは無表情に変わって、川村は私から目をそらしました。

ねぇ、違う。

川村、私は…。

「…え、ってことはー、川村はフられたって事ぉー!?」

女の子から声が上がる。

「…そういうこと、だね。」

佐野君が気味の悪い笑顔でそう言った。

ズキズキと胸が痛む。

何だろう。この感情。

悲しみ、のさらに上を行く感情。

あれなんか目の前暗くなってきた。

「っつーわけで、沢嶋に手出しすんなよー?」

そう言うと、佐野君は私の手を引っ張って再び教室を出ました。

「…嫌だ、やめてよ!はなし…っ…!!!」

「……話すことあるから。」

連れてこられたのはあの『資料室』。