side 日娘
「…あれ。」
どうして佐野君が屋上に来るんですか。
せっかくベンチに一人、気持ちを落ち着かせてたのに。
「…沢嶋さん。」
「…あ、あ、ごめんね、今、もどるから。」
そうだ。練習中に抜けてきたんだっけ。
…どうせなら川村が来てくれればよかったのになー。
…って、来るわけないか…。
「飲み物は?買ったの?」
「ううん。飲みたいの無かった。」
…だから最初っから自販機行くつもりなんか無かったんですってば。
嘘ついてごめんなさい。
さりげなく私の隣に座ってくる佐野君。
「…沢嶋さんってさ、川村と付き合ってるんだよね?」
「……さぁ、どうだろうね。」
今は、どうなんだろう。
私はまだ川村が好きだけど、川村はどうなのかな。
嫌われたかもなあ…。
「…あれ。」
どうして佐野君が屋上に来るんですか。
せっかくベンチに一人、気持ちを落ち着かせてたのに。
「…沢嶋さん。」
「…あ、あ、ごめんね、今、もどるから。」
そうだ。練習中に抜けてきたんだっけ。
…どうせなら川村が来てくれればよかったのになー。
…って、来るわけないか…。
「飲み物は?買ったの?」
「ううん。飲みたいの無かった。」
…だから最初っから自販機行くつもりなんか無かったんですってば。
嘘ついてごめんなさい。
さりげなく私の隣に座ってくる佐野君。
「…沢嶋さんってさ、川村と付き合ってるんだよね?」
「……さぁ、どうだろうね。」
今は、どうなんだろう。
私はまだ川村が好きだけど、川村はどうなのかな。
嫌われたかもなあ…。

