「さびし…かった…、昨日一日でも、口、聞いてもらえなくて、約束も、やぶられて……。」

抱きついたまま言うと、川村もおそるおそる私の背中に手を回してきて

あー、ぬくい。

「ごめん…。」

「…何があったかは、分からないけど…もう、寂しいのは…やだ…。」

本当に、死んじゃいそうなぐらい胸が痛いんですからね!!!!

「ごめん、本当にごめん。」

あ、そうだ。気付いた気持ちを言わなければ。

桜田さんの攻撃をかわして生き延びた意味がない!!!!!

「あの、ですね!!!!!」

あ、言い方が変になっちゃいました…。

「…何?」

「…私…川村に…『ラブ』なんです…。」

「は、はあ!?」

「あと…桜田さんが、川村が私を好きだって言ってました。…それは、『ラブ』ですか『ライク』ですか。」