たくさんの会話をした。
望月君は、風邪と親戚のお葬式とマンションから一軒家に住むための引越しが重なってしまい、こんなに長く休んでいたこと。
望月君は、野球が強い桜木高校に推薦で通ったこと。
引越ししかたら乗る駅も降りる駅も私と一緒なこと。



なんだかすごく前から知ってるみたい。



学校に着いたのは、8時40分ごろだった。


「望月君!今が1番いいタイミングだよ!ホームルーム終わって先生いないし、1時間目の授業の先生もまだ来てない!と思うから!」



「よし、ナイスだ北里!」