黄色のスニーカーゲーム


「いいよな和樹は。勉強も運動も出来て。俺なんか……」


そう、勇樹は将来の夢はあるのだが彼の脳が追い付いてない。ドンマイな話だ。でも単語帳片手に綺麗な夢をみる勇樹は俺よりずっとずっと上の世界にいるような気がする。


「もう帰ろうぜ。」

俺らは学校の近くの公園でかなり長い間道くさをしていたようだ。日はもう沈みかけている。

「やばっっ俺、塾忘れてた!次の電車乗んないと間に合わねぇっ」

「まじかよ…おい勇樹!走るぞ!カバン持ってやる」

「えー…走るのかよっ」

勇樹のカバンはクソ重かった。きっと教科書やら参考書やらなんやらかんやら入っているのだろう。