私の紹介が終わると、あっくんは教室から出て行った。

そして私は、ここの日だまり加減がいいせいか、だんだんと眠くなってきて、ついには夢の世界に旅立ってしまった。



「…ぇ、…きて…」

なんだか騒々しいな…。

「ねぇ!起きて!」

うるさくて目を開けてみると、目の前に金髪の可愛らしい男の子がいた。

「やっと起きた!何回も呼んでたのに~!」
頬を膨らませながら言う彼の顔は、まるでリスのように可愛らしかった。

だが、私の睡眠を邪魔したのは事実。

『…何ですか…。』