翌日。
今日は自己紹介や教科書配布くらいで
授業は終わり。
私は先生に頼まれた資料をまとめて
ホッチキスでとめる仕事をしていた。
誰もいない教室。
何十人も入る教室に私1人は
広すぎる。
ケータイを出して音楽を聴きながら
作業を進めると思ったよりはかどった。
「終わったー!」
約50部の資料を持って
職員室へ急ぐ。
空海、今日はサッカーだったよね?確か。
なら、いるはずないか!
職員室へ行く途中の大きな窓から外を
見つめて空海を探す。
「いるはずない…か」
期待してなかったものの脱力してしまった。
資料を渡して学校をでる。

