夏空の下をキミと駆けて

あたしが引っ越してきたのは5歳のとき。



凛の家の、向かい側にあるあたしの家。



引っ越しの作業に当然のことながら
飽きてきたあたしは、


家を出て近所をうろちょろしてた。


そんなとき、元気な声が
近くから聞こえた。



その声のするほうへ
見慣れない道を歩きながら行った。