ネットの中のボールを
全てカゴに移し終わり、
あたしが持っていこうと手を伸ばす。
…と、視界に入ってきた手。
「あー俺が持っていくけん、戻っとっていいよ。」
__また、胸がきゅうっと締めつけられる。
凛はいつも優しかった。
…そんなとこ、昔っから
全然変わらんね。
でもその度にあたしが切なくなっとるの
知らんやろ?
溢れ出す、君への想い。
優しくせんで。
なんて言えない。
冷たくされたら
あたし、泣きそう。
でも優しくされるたびに、
こうやって切なくなる。
そんなこと全然知らんで
鼻歌を歌っている目の前の幼馴染。
…この野球馬鹿が。
全てカゴに移し終わり、
あたしが持っていこうと手を伸ばす。
…と、視界に入ってきた手。
「あー俺が持っていくけん、戻っとっていいよ。」
__また、胸がきゅうっと締めつけられる。
凛はいつも優しかった。
…そんなとこ、昔っから
全然変わらんね。
でもその度にあたしが切なくなっとるの
知らんやろ?
溢れ出す、君への想い。
優しくせんで。
なんて言えない。
冷たくされたら
あたし、泣きそう。
でも優しくされるたびに、
こうやって切なくなる。
そんなこと全然知らんで
鼻歌を歌っている目の前の幼馴染。
…この野球馬鹿が。
