夏空の下をキミと駆けて

「ん?」


後ろから呼ぶ声がしたので振り返ると


「お前ほんてずっと寝とったとか?」


こちらも呆れ顔の幼なじみ。


「…あは…。そうっぽいね…」


「…はぁー。こっちまで恥かいたわ」


と、そっぽを向いて苦笑いする凛。


「え?なんで凛が恥かくとよ」

「だってお前…、」


「…やっぱいいわ」


何か言いかけて凛はすぐさま向こうに行ってしまった。