夏空の下をキミと駆けて

…と、あれ?
授業終わってる?
え?今休み時間だったの?

そういえばそうだ…。

璃子と席は近くないから、
璃子に起こされるなんてことはない。


「全く未結はどんだけ爆睡しとるんよ…。
若ハゲ何回もキレてたのに
未結目開けても ん〜。 とか言って
また寝るんやもん!」


「…てことは若ハゲわざわざ休み時間になっても起こしに来たと?」


そうよ、と璃子があきれていた。


授業が始まったときも
終わったときも寝てたのかな?


よく境目が分からなくなっていた。


「未結」