夏空の下をキミと駆けて

その日の部活終わり。

「莉空‼よかったな‼まじで‼」

凛はすぐ莉空の元へ駆け寄った。
「でも、俺が選ばれるとか思いよらん
やった…。夢じゃなかよな?」

まだ頭の整理がついてないみたい。


「そぉかな?あたしは莉空が選ばれても
おかしくないって思いよったよ。
莉空バッティング調子良かったもんね」


莉空は凛と一緒に硬式のチームで野球を
してたから、そんなに野球してる姿を
見てたわけじゃなかったけど。


少なくとも高校に入ってからの莉空は、
守備もかなり確実だったし
十分レギュラーになれる実力はあった。