夏空の下をキミと駆けて

なんだかあたしまで緊張してくる。

先輩、同級生も含め、
あたしたちはみんなの努力を知ってるから
このときはすごく複雑な思い。


「次、6番。…立川」

…え!?
凛がショート!?

「っはい‼」

さすがに凛も少し驚いたみたい…。

すでに背番号を貰った先輩方は
おお〜と声をあげる。

まだ表情が落ち着いてない凛に、
中嶋先輩が背中をバシッと叩く。


「7番、原田」
レフトは、原田 和樹先輩。
あまり喋らない人だけど、
すごく情熱型の人なんだと…
勝手に思っている。