夏空の下をキミと駆けて

しっかりしないと…。

夏休みに入ったら
新人戦にむけての練習が本格的に
始まるんだから。


カレンダーに目を向ける。



…まじか…。

夏休み、明日からじゃん。



とりあえず、気持ちを落ち着かせよう。


朝に凛がくれたアクエリアスを
少し飲む。


ちょっとだけぬるくなっていた。


うるさく鳴くセミの声。



それに負けないくらい


ドクドクと嫌な音をたてる
あたしの心臓。