凛が自分の席に戻っていくのを、
何気なくポーッと見つめていた。
左手にはさっき貰ったアクエリアス。
よく見たらゼロじゃん。これ。
何これ気遣ってんのかな?
いや、正直複雑なんですけど…。
「あー優しいなぁ凛は。
そんなところがだいす…むぐっ」
いきなりあたしの横に登場したのは
中学からの親友の篠原 璃子。
すぐさま嫌な予感がしたので
璃子の口を塞いだ。
「何言いよっとっ‼
…てゆうか好きじゃなかし…」
あたしの言葉を聞いて璃子は笑う。
「なん、まだ言いよったと?
いい加減素直にならんぎ、
ほかの娘に取られるぞー」
「…えっ!?」
璃子がさらに近寄り、ずいっと顔を耳元に寄せた。
「凛がモテん訳なかろ?
あいつ野球上手かし、顔もよかし、性格もいい。条件は揃っとる」
嘘……。
凛がモテてるなんて初耳だ…。
何気なくポーッと見つめていた。
左手にはさっき貰ったアクエリアス。
よく見たらゼロじゃん。これ。
何これ気遣ってんのかな?
いや、正直複雑なんですけど…。
「あー優しいなぁ凛は。
そんなところがだいす…むぐっ」
いきなりあたしの横に登場したのは
中学からの親友の篠原 璃子。
すぐさま嫌な予感がしたので
璃子の口を塞いだ。
「何言いよっとっ‼
…てゆうか好きじゃなかし…」
あたしの言葉を聞いて璃子は笑う。
「なん、まだ言いよったと?
いい加減素直にならんぎ、
ほかの娘に取られるぞー」
「…えっ!?」
璃子がさらに近寄り、ずいっと顔を耳元に寄せた。
「凛がモテん訳なかろ?
あいつ野球上手かし、顔もよかし、性格もいい。条件は揃っとる」
嘘……。
凛がモテてるなんて初耳だ…。
