私と兄の関係

「悪い、遅くなって。由梨、手当てするから足だして」

お兄ちゃんは、私の足をすぐに手当てしてくれた。

「ありがと。お兄ちゃん」

私は、お兄ちゃんにお礼を言った。

「おう……」

お兄ちゃんは、顔が赤くなっていた。

「そう言えば、麗華。由梨に付いてくれてありがとな」

「当然だって。それより私、分かっちゃった」

麗華さんは、ニヤッと笑いながら言った。

何が分かったの？

麗華さんが言った言葉が気になる。

「健斗の好きな人って由……」

「言うなって」

お兄ちゃんは、慌てて麗華さんの口を手で塞いだ。

何でそんなに慌てるの？

私が聞いたらヤバイのかな？

「もう健斗。息、出来なくなるでしょ」

「お前が言おうとするからだろ。あっ、由梨。気にしなくていいからな」

お兄ちゃんが言った。

お兄ちゃんの好きな人って誰？

気にしなくていいって言われてもあんな言い方されたら気になるじゃん。

「じゃあ、3人で映画見に行こうか」

麗華さんが言った。

えっ、3人？

私まで悪いんじゃ……

「えっ、いいです。私、する事あるんで先に帰ります」

「えっ……？」

お兄ちゃんと麗華さんは、驚いてた。

私は、そんな2人を気にせず走って帰った。

家に帰って私は、ベットに転んだ。

私って何かあるといつもベットに転ぶよね。

お兄ちゃんのバカ。

何で私には、教えてくれないの？