お兄ちゃんは、ずっと下を向いて黙っていた。
ねぇ、何で黙ってるの?
「お兄ちゃん」
私は、お兄ちゃんに問いかけた。
「ああ、ごめん……陽介だけだよ」
お兄ちゃんが言った。
本当に陽介君と行くの?
何か怪しい……
お兄ちゃん、絶対嘘付いている。
だってお兄ちゃんは、いつもならすぐ陽介君と行くって言うのに……
もしかして女の子と行くのかな?
だったら女の子と行くって言えばいいのに……
わざわざ隠し事しないで欲しい……
「じゃあ、私も行っていい?」
私がそう言うとお兄ちゃんは、「由梨は、来なくていい」と大声で言った。
何でそんな必死になって大声で言うの?
私が来たらまずいの?
もういい。
そんなに私が来たら嫌なんだ……
「お兄ちゃんのバカ。もういいよ」
私は、そう言って部屋に入ってベットに転んだ。
お兄ちゃんのバカバカ。
私は、ベットに八つ当たりした。
お兄ちゃんがあんなに大声で言ったのは、初めてだった。
気になるのに……
よしっ、決めた。
私、明日お兄ちゃんの後ついて行こ。
そしたらお兄ちゃんが誰と行くかも分かる。
ストーカー見たいでお兄ちゃんには、悪いけど真実を掴むためにはそうするしかないもん。
次の日―
私は、静かにお兄ちゃんの部屋を少し開けて観察して見た。
お兄ちゃんは、髪を綺麗に整えていた。
服装もいつもよりオシャレだった。
やっぱり何かあるはず……
ねぇ、何で黙ってるの?
「お兄ちゃん」
私は、お兄ちゃんに問いかけた。
「ああ、ごめん……陽介だけだよ」
お兄ちゃんが言った。
本当に陽介君と行くの?
何か怪しい……
お兄ちゃん、絶対嘘付いている。
だってお兄ちゃんは、いつもならすぐ陽介君と行くって言うのに……
もしかして女の子と行くのかな?
だったら女の子と行くって言えばいいのに……
わざわざ隠し事しないで欲しい……
「じゃあ、私も行っていい?」
私がそう言うとお兄ちゃんは、「由梨は、来なくていい」と大声で言った。
何でそんな必死になって大声で言うの?
私が来たらまずいの?
もういい。
そんなに私が来たら嫌なんだ……
「お兄ちゃんのバカ。もういいよ」
私は、そう言って部屋に入ってベットに転んだ。
お兄ちゃんのバカバカ。
私は、ベットに八つ当たりした。
お兄ちゃんがあんなに大声で言ったのは、初めてだった。
気になるのに……
よしっ、決めた。
私、明日お兄ちゃんの後ついて行こ。
そしたらお兄ちゃんが誰と行くかも分かる。
ストーカー見たいでお兄ちゃんには、悪いけど真実を掴むためにはそうするしかないもん。
次の日―
私は、静かにお兄ちゃんの部屋を少し開けて観察して見た。
お兄ちゃんは、髪を綺麗に整えていた。
服装もいつもよりオシャレだった。
やっぱり何かあるはず……

