私と兄の関係

「ねぇ、君。１人で何やってるの？　お兄さん達と一緒に遊ばない？」

若い男の人達が私に声かけて来た。

これってナンパだよね？

でも、何か嫌･･････

早く来ないかな･･････お兄ちゃん･･････

「１人じゃありません。ちゃんと連れの人も居るんでお兄さん達とは、遊びません」

私は、はっきり言った。

「可愛くないな。せっかく誘ってるのに･･････」

男の人が言った。

せっかく誘ってるのにって誰も誘ってて言ってないのに･･････

「ねぇ、暇なんでしょ？　その連れの人、来ないし帰ったんじゃねぇの？　だから俺等と一緒に遊ぼうよ」

その男の人は、しつこく何度も聞いてくる。

もう嫌だな･･････

正直言ってこう言うのうっとしい。

「だから行きませんってば。そんなにナンパしたいならキャﾊﾞｸﾗでも行ったらどうですか？」

私は、結構生意気に言った。

「何だと？　ガキのくせに生意気な。ちょっと可愛いからってなめてるんじゃねぇよ？」

その男の人が私の手を掴んだ。

「はいはいそこまで。俺の連れなんで手出さないでくれませんか？」

お兄ちゃんが言った。

やっと来てくれた。

「何だよ？　てめぇは？」

「喧嘩なら俺、自信ありますよ。何だって空手部ですから」

お兄ちゃんは、笑いながら言った。

「くそっ」

その男達は、どっかに行った。

お兄ちゃん、かっこいい。

でも、来るの遅いよ･･････

「由梨、ごめんな･･････来るの遅くなって･･････ちょっとあってさ･･････」

お兄ちゃんが私に謝って来た。

「いいよ。それより助けてくれてありがとう。カッコ良かったよ」

私は、言った。