「じゃあさ、今度気晴らしに夏休み入ったら由梨と一緒に夏祭り行ってくれないか?」
俺は、言った。
「何言ってるんだよ? 健斗は、由梨ちゃんの事が好きなんだろ? それを何で俺と?」
雅人が言った。
あいからわず雅人は、鈍感だな。
昔からそう言うのは、鈍感だったよな。
雅人は・・・・・・
由梨の気持ち、全然気づいてねぇのかよ・・・・・・
でも、勝手に由梨の気持ち雅人に伝えたら由梨怒りそうだし、言わないとこ。
せっかく仲良くなったばかりだし・・・・・・
「いや、由梨がさ雅人とも仲良くなりたいって言ってたんだよな。それでだよ」
俺は、適当に誤魔化した。
「そっか。じゃあ、行こうかな」
よかった・・・・・・
これで由梨と雅人がデート出来る・・・・・・
由梨は、絶対喜んでくれる。
由梨の笑顔、見れるならいいよな?
例え、その笑顔が俺にじゃなくても・・・・・・
「よかった・・・・・・由梨、喜ぶよ。それでさ、雅人から誘ってくれない? それで俺が言ったって言わないで欲しい。頼む」
俺は、手を合わせて言った。
「いいよ。親友の頼みなら。俺も由梨ちゃんと仲良くなりたいと思ってたしね。じゃあ、今日誘って見るな」
雅人が言った。
雅人、お前はいい親友だ。
ありがとな。
「由梨」
俺は、休憩時間由梨のクラスに行った。
「あっ、お兄ちゃん」
由梨が俺の所に来た。
「よっ、健斗。由梨ちゃん」
雅人が来た。
よっしゃー、ここは俺が一肌脱いでやらなきゃな。

