「そうかな? ありがとう」
私は、言った。
「あっ、先生来たよ」
若葉が言った。
「噂も聞いたし、見たわよ。兄弟仲良くていいわ」
先生が言った。
「はい」
私は、元気よく言った。
授業が終わるとお兄ちゃんが来た。
「由梨ー」
お兄ちゃんが私に抱きついて来た。
「お兄ちゃんって甘えん坊だね」
私は、笑いながら言った。
「だって由梨が可愛いもん」
お兄ちゃんが言った。
お兄ちゃんは、嬉しい事ばかり言ってくれる。
お兄ちゃんっていいな。
私は、初めてそう思った。
「由梨、今日ゲーセン行こうな。ついでにプリクラも撮ろうぜ」
「うん」
私は、言った。
「よっ、2人も」
雅人君が言った。
「雅人君」
「雅人」
私とお兄ちゃんは、急に現れた雅人君を見て驚いて雅人君を見た。
「プッ。お前等、似すぎ」
雅人君は、笑いながら言った。
雅人君もそんな言葉使うんだ。
初めて知った。
何か意外・・・・・・
でも、新たな雅人君を見つけれてよかったかも・・・・・・
「俺、トイレ行って来る」
お兄ちゃんが言った。
お兄ちゃんが私に小声で「頑張れよ」と言ってトイレに行った。

