「ねぇ、お兄ちゃん。今日、帰りに一緒にゲーセンでも行かない?」
私が学校の行く途中に言った。
「えっ・・・・・・?」
お兄ちゃんが言った。
また、驚いてる。
「お兄ちゃんがよければね」
私は、言った。
「もちろん、行くって。由梨に初めて誘われた。お兄ちゃん、歓迎。妹っていいよな」
お兄ちゃんが言った。
「お兄ちゃんの単純」
私は、笑いながら言った。
「何だよ。由梨だって単純じゃんか」
お兄ちゃんが言った。
「えー、お兄ちゃんには言われたくない」
私がわざとそう言うとお兄ちゃんは、「何だよ。それ」っと言った。
私とお兄ちゃんは、仲良く学校に行った。
それを見て周りは、驚いてた。
「あの兄弟、仲良くなったな」っとか「どうしたんだろうな」って言われてた。
「じゃあ、由梨。休憩時間でな」
お兄ちゃんが言った。
「うん。でも、若葉と話してたら邪魔しないでね」
私は、言った。
「分かったよ。じゃあ、また後でな」
お兄ちゃんは、そう言って教室に行った。
私も教室に入った。
席に座るといきなり若葉が来た。
「由梨、どうしたの? 噂されてたよ。お兄ちゃんと仲良くなったんだね。私もそれを見てびっくりした」
若葉が言った。
「うん。私、いつもお兄ちゃんに冷たかったしこれからは、お兄ちゃんに優しくしようと思ったんだ」
私がそう言うと若葉は、「由梨、変ったね。前の由梨もよかったけど、私は今の由梨の方がいいな」と言った。

