由梨と雅人が居た。
「由・・・・・・」
俺は、由梨に声をかけようとした。
由梨が雅人を誘ってる。
やっぱり由梨は、雅人の事・・・・・・
「ああ、いいよ。じゃあ、今度の日曜日ね」
雅人は、あっさり言った。
雅人、彼女居るだろ。
俺は、気持ちを変えて由梨と雅人の所に行った。
「由梨、雅人以外に話してないよな?」
俺は、言った。
「話してないってば」
由梨が言った。
「話してないよ。俺と由梨ちゃんが話してたから」
雅人が言った。
「何の話してたのか?」
知ってるけど、わざと聞いた。
「今度の日曜日に由梨ちゃんと行く事になったんだけど、健斗も行くよな?」
雅人が言った。
雅人は、鈍感だな。
まぁ、本人は気づいてないんだろうけど・・・・・・
「おー、行く行く。雅人、お前は来るな。俺と由梨の2人で行くから」
俺は、言った。
「じゃあ、2人で言って来てね。じゃあーな」
雅人は、そう言って教室に入った。
「由梨、今度の日曜日楽しみだな。どこ行く?」
俺は、張り切って由梨に言った。
「行かない」
由梨は、言った。
何で雅人は、いいのに俺はダメなんだよ・・・・・・
って雅人が好きだからか。
知ってるくせにわざと聞いて俺ってサイテーだな。

