あれから1週間後―

今日は、運動会。

今まで練習した発揮を出す時が来た。

それに宇野さんとの勝負もある。

だからこの運動会は、絶対成功させるんだ。

「由梨、健斗。頑張ってね。見に行くから」

お母さんが言った。

「うん、頑張るよ」

「楽しみにしてて」

「由梨、健斗。すまないが父さんは、仕事で行けないけど応援してるからな」

お父さんが言った。

「お父さん、ありがとう。頑張るよ」

「父さん、ありがとな。仕事、頑張れよ」

私とお兄ちゃんが言った。

「「行って来ます」」

私とお兄ちゃんは、そう言って家を出て学校に行った。

「じゃあ、由梨。お互い頑張ろうな」

「うん」

私は、お兄ちゃんと別れて教室に行った。

「若葉、おはよう」

「由梨、おはよう。今日は、頑張ろうね」

若葉が言った。

「うん、頑張ろうね」

「じゃあ、お茶を飲んで皆外に出ろ。くれぐれもハチマキは、忘れるなよ」

担任が言った。

私と若葉は、外に出て背の順に並んで座った。

「えー。ただいまによりまして平成20年度第60回の運動会を始めたいと思います。まずは、開会式」

校長先生が言った。

開会式が終わるとプログラム事に進んで行った。

後ちょっとで私の種目がある。

いよいよだ。

「プリグラム12番女子400メートルリレー」

私は、ハチマキをして決められた場所に座った。

リレーが順番ごとに始まった。

いよいよ私の番が来た。

私は、ラインに足を合わした。