「いいけど、どうしたんだ? 急に」
俺は、言った。
「別に」
由梨が言った。
「じゃあ、行こうぜ」
俺と由梨は、俺のクラスに行った。
「おお、健斗。その子は、健斗の妹? 可愛いね」
雅人が言った。
可愛いねって知ってるじゃん。
「ああ。そっちは、俺の親友の雅人」
俺は、由梨に雅人を紹介した。
本当は、紹介したくないけど・・・・・・
だって雅人は、由梨のタイプだから。
由梨は、雅人に見とれてる。
やっぱりな。
由梨は、絶対雅人を好きになってる。
ハアー。
俺は、ため息ついた。
「俺は、健斗の親友の真島雅人。宜しくね、由梨ちゃん」
雅人が優しく言った。
おい、そんなに優しくするなよ。
由梨が余計ホレるじゃないか。
お前は、彼女居るんだろ。
俺は、2人に入れなかった。
「白井君、悪いけどこれ先生に渡してくれるかな?」
和田が言った。
何でこんな時に・・・・・・
でも、仕方ない。
「ああ、分かった。由梨、くれぐれも雅人以外の男と話すなよ」
俺は、そう言って職員室に行って先生に提出物を渡した。
「ありがとね、白井君」
先生は、言った。
「いえいえ。じゃあ、失礼します」
俺は、そう言って急いで由梨の所に行った。

