狼男〈オオカミオトコ〉

「全然、オッケーじゃん⁉」


だって苦しくもないし、
あの悪夢の通知表から逃れられたし。


「神様、ありがとう!」


しん。

両手を広げて叫んでも、誰も返してくれない。
誰も居ないから。


風ひとつ吹かない。
あるのは空に浮かぶ不気味な緑の月だけ

誰も居ないのかなぁ?

さっきは上に向けた視線を今度は
自分の後ろに向けた。


「お!お家発見!」

ラッキーかも。

とりあえず、
行ってみるしかないでしょ⁉