――翌日。 やっぱり学校行きたくない。 休んじゃおうかな……。 でも、冬馬兄ちゃんは許してくれない。 「送ってくよ」 朝から爽やかな笑顔……そんな顔されたら、断るわけにもいかず。 私は冬馬兄ちゃんの車に乗り、学校へと向かった。 いつもと変わらない朝。 変わらない風景。 でも私たちは、変わり始める――。